こんばんは佐々木さきでございます。
2019年になりましたね。
特に生産性のないブログですが今年もたまに書きますのでよろしくお願いします。
さて去年もやったので書きたいなと思ったけれど気づいたら年を越してました。
その年買ったレンズをご紹介しますシリーズ(まだ2回目)です。
2017年に増えたレンズをご紹介します - メモリグラフ
とは言っても2018年案外買ってなくてですね。
買ってないんですが、1つのレンズごとにボディが増えてくという
ちょっと何言ってるか分からない状況になりました。
でもどれもこれもお気に入りでございます(^ω^)
Topics
1.Angenieux Paris 25mm F0.95
Angenieuxのシネレンズ。Cマウントです。
Cマウントってなんやねんとこのレンズを知ったときに思ったのですが
Cマウントレンズは16mmシネカメラに使われていたシネレンズ、映画用のレンズです。
むかしむかし、おフランスの映画はこれで撮られていたのですね。
シネレンズは、写真(静止画)用のレンズとは用途が違うので
静止画ほどの解像力は求められないそうなのですが、
暗所での光をたくさん入れるためでしょうか、開放F値が0.95とズバぬけており、
この開放の描写にアタクシメロメロメロンちゃんになりました。
これが開放。
これ一段しぼってF1.4.
「同じレンズか?」
佐渡で一人旅してた時の写真なのですが、思わずつぶやいたもんです。
このレンズは有名ですので割と前々から知っておりましたが
「開放F0.95の威力!」
みたいなくだりばっかりだったので、
絞った時の中央のキレキレ感にあたいひっくり返って頭うちつけたもんです。(誇張)
開放はもちろん酩酊状態になった私の視界のような夢心地感なのですが、
一段絞っただけできちっと写すけど写し過ぎないみたいな控えめさがあるこのレンズが好きだ。
買ったのは2月。
買った日からわーい使うぞーとわくわくとしてたのですが
買った翌日に祖母が亡くなりましたもので、
私にとってはかなしみに一緒に寄り添ってくれたお薬のようなレンズになりました。
かなしみながらも撮る。
でかくて高いカメラで一体何を撮って誰に見せたいのか。
私が一番見せたい人はもうこの世にいないというのに。
そんな気持ちの時にもでもやっぱり何かを撮らずにはいられませんで、
持ち歩いていたのはこのレンズでした。
これは納骨の日だったかなぁ。
あっさりした色です。お茶漬けみたい。しつこくない(表現力のなさ
光あるところから滲む。
光あるところから光が生まれるとよく表現しております。
光入れると割と派手にフレアがでます。きれいでしょう。
開放でよし、絞ってよし、光入れてフレアがよし。最強か。
このレンズを、大好きだ大好きだと言い続けたように思った2018年でした。
Angenieuxというスペルも打てるようになりました。
Angenieuxを使うためのカメラ
さてこの写真、四隅がケラれておりますでしょ。前はトリミングしてたんですけど最近もうそのままw
シネレンズはとっても小さいので、イメージサークルも小さいです。
なもんでセンサーサイズが大きいカメラにつけると思いっきりケラれます。
そこでセンサーサイズが小さいカメラが必要になるわけです。
必要だからしかたがないのです。
マイクロフォーサーズのカメラボディにつけるとこんな↑感じになります。ちょっとケラれるんですね。
私は3000円くらいで売ってた中古のLUMIXにつけて使っています。
ただし日中持ち出すことが多いのでそろそろバリアングルかファインダー付きのマイクロフォーサーズ機が欲しくなっています。
レンズを使うためにカメラが増えることになるとは。解せぬ。
2.ZUNOW-ELMO Cine 13㎜ F1.1
続きましてはDマウント。
Dマウントって次から次へと。神はなぜこの世のマウントを分かちたもうたのか。
さっきのCマウントが16mmシネフィルムだったのに対し、今度は8mmです。
余計にちっさくなりました。
どんくらい小さいかというと
まさに掌の中におさまるサイズです。
さっきのCマウントよりもっとイメージサークルは小さくなりますので、
現行で使えるのはPENTAXのQマウントが採用している
1/3.2サイズの撮影素子のみです。ちっちゃい。
MFTでも使えますけど思いっきりケラれると思います。
正直Zunowは実に扱いづらい。
未だにどう扱っていいのかわからん。
物理的に小さいのもそうだし、
この強烈な周辺のグルグル感。しかもわりと色が濃ゆく写る。気がする。
なんか色んな方面から主張しすぎて非常に荒れ狂った感じになるw
割と暗いところで撮るのがなんかいい感じになるような気がする。
暗闇ではAngenieuxよりもっと派手に光が滲んで
見た目とは全く別の世界が写ります。
粗めの水彩画を見てるみたい。
もう少し使い込んでみたいけれど、エースで4番のAngenieuxの陰にひそんでいまいち日の目を見ていないかわいそうな子w
人を撮ってみたいな。
3.FUJINON 55mm F2.2
こちらはフォロワーさんが手離すところを
「そのレンズ、アタイがもらいうける(キリッ)」
と譲り受けたレンズです(^ω^)
これ届いた翌日にいそいそ試し撮ってる時に
隣で自転車のにーちゃんがハデにこけて救急車を呼んであげたのが思い出です。
このレンズ、バブリーなボケが出るのが特徴です。
ところがどっこいこのバブルボケを出すのがなかなか難しい。
なぜならば最短60㎝と意外と長いんですね。
そこで!エクステンションチューブー!(c/v 大山のぶ代)
500円くらいのエクステンションチューブ買って寄れるようにすると
こんな感じになります。
コスモスのシーズンにはこれがなかったので
来シーズンコスモスとかでゴリゴリに寄って使うのが楽しみでございます
4.Zeiss-Opton Sonnar 50mm F1.5
さて最後は年末ギリギリに手に入れた
Zeiss-OptonのSonnar、通称お布団ゾナーでございます。
ZeissはZeissなのですが、ZeissのあとにOpton(オプトン)がついております。
Zeiss-optonとは?Carl-Zeissとは違うのか?
このOptonとはなんぞやという説明を簡単にいたします。
とってもわかりやすいZeiss-Optonとはなんぞや4コマ
①
②
③
④
いやーわかりやすい。我ながらわかりやすい。子どもでもわかる。なんなら歴史の教科書に載せてほしい。
イエナのZeissは2本ほど所有しているのですが
オプトンの方は初めてです。
なぜ今まで手を出せなかったのかというと、
旧Contaxマウント、アダプターがめちゃくちゃ高いんです。
今回たまたまアダプターとセット売りしていたので手に入れてしまいました。うほほ。
まだそこらへんでちょっとしか使ってないのですが、ピントの山がとてもわかりやすい。
まぁ驚いたのがボケが割と癖がつよくて強烈。
フレアがすごい多重に出るのよ。おもしろいおもしろい。
どれも個性的なレンズだった
さて2018年のお気に入りレンズはこんな感じだったのですが、
一つ一つがどれも個性的でクセまみれでお気に入り。
しかし、だがしかし悲しいかなわたしの腕は2本のみ・・・くぅ。
あれこれ持ち出しちゃうともう浮気心が止まらないので
最近は持ち歩くのは1~2本にしています。浮気ダメ絶対。
2019年はどんなレンズが増えるでしょうか増えないでしょうか。
そんなに増えないよ!といいたいとこですが
我が家にContaxマウントアダプターがきちゃったのが痛い。おいしそうなレンズがたくさん・・・(ヨダレダラー)
というわけで2019年もよろしくお願いいたします(^ω^)良いレンズ募集中