こんばんはささきです
今年の夏も暑かったですね。まだ暑いですね。ピークは過ぎたのかな。どうだかな。
私のカメラといえばデジタルonlyで
生まれてこのかた写ルンですくらいしかフィルムを使ったことがないのですが、
先日フィルムデビューしてきました。
心に残っていたフィルム
今回しぬほど見入ってしまったのがこちら。
— ささき (@saki5200750) February 4, 2018
これが元々のポジフィルムだというので驚いた。
天野氏がFUJIFILMに直訴して作ってもらったんだとか。その解像感は鳥肌もんでした。 pic.twitter.com/6SCfsoUe5u
約1年くらい前でしょうか。天野尚さんの写真展に行った時のことですが、
リバーサルフィルム(ポジフィルム)の展示がありました。
通常の35㎜フィルムの106倍という超大判特注ポジフィルムでしたが、
なんといいましょうか、掌ほどの大きさでしたが
その超繊細な描写にしゃがみこんで見入ってしまいました。
会場には大きく印刷された作品が他にもあり、それはすばらしいものでしたが
掌ほどの大きさの中にぎゅっと閉じ込められた世界の、なんというか
「今そこに存在している感」にしばらく夢中になってしまいました。
今にも動きそうな。
向こうでは風が吹いて音がするような。
触れたら冷たく感じそうな。
この感じはなんだろう?デジタルと何が違うんだろう?
はじめてみたフィルムの感想はそんな感じでした。
フィルムカメラをもらった
なんかもらった٩(˙▿˙)۶ pic.twitter.com/ySTKblTy65
— ささき (@saki5200750) December 30, 2017
さてさて、我が家にはNikonおじさんからもらった全然使っていないフィルムカメラが2台存在しています。
F80とF100。
フィルムカメラの良いも悪いもよくわかりませんが
なんかF100が良さそうなのでF100を初めて持ち出したのが今年の紫陽花の時期でした。
そして現像に出し、戻ってきた時のわたしがこちら
なんかすごい宝物みたいなのがきた
— ささき (@saki5200750) July 31, 2019
なにこれ pic.twitter.com/tWTMfBJZJC
はじめてのフィルムはもちろんすきすきだいすきマクロプラナーで撮ったのですが、
私の手元に届いた現像されたリバーサルフィルムは
まるでマクロプラナー越しにみた万華鏡みたいな潤いのあるフィルム。
言うならばこれは・・・!マクロプラナーの煮こごり・・・!(語彙力)
マクロプラナーの煮こごり
— ささき (@saki5200750) July 31, 2019
みたいな
おそらくひどく興奮していたのでしょう、何を言っているのかよくわかりませんが
マクロプラナーで撮ったものをぎゅっとクリスタルに閉じ込めたらこんな感じになるんじゃないかと思わせました。
なんじゃこの透明感は。異常だ。異常事態だ。
わずか35㎜×24㎜の中にぎゅーっと詰め込まれたこの描写は
私が好きで好きでたまらないマクロプラナーの描写をもっともっと濃厚にしたような
このまま凝視してたら3Dみたいに浮き上がってくるんじゃないかと思わせるほどの立体感。
立体感ってこういうことかと思うほどの立体感。これまた異常である。
マクロプラナーが透明に!!
そんなことに(*´Д`)ハァハァしてしまう
いやお分かりになりますでしょう?マクロプラナーの描写が透明なんですもの!
これが届いた日にはずっと天井にむけて透かしていたもので首が痛くなりました
太陽光に透かすとこうなります
とロミジュリのジュリエットのセリフを言ってしまいそうなくらい
なんでこんなにもマクロプラナー感が強いんだろう。
透明なので、光に透かすとこんな感じになります。
リバーサルフィルムは本来投影して見たりするみたいですね。
フィルムもきれいなのに透かされた画もきれいで
「あーきれい」とIQ8くらいの語彙力に落ちぶれてしまいます。綺麗。
実家の光が素敵だったので。
最近光に透かしたがり屋さんになってしまい、やたら持ち歩いてしまいます。
街中で職質されたら「フィルムを持ち歩く変質者」とでも報道されるのでしょう。
どうしてこんな小さいものが愛しいんだろう。
デジタルと何が違うんだろう。
答えはさっぱりわかりませんが、手元に残るこのマクロプラナーの煮こごりが
またこのレンズの楽しみ方を増やしてくれたのは間違いございません。
フィルムを始める時の疑問
さて、フィルムはさっぱりわからない私でしたが、
幸いフィルム界隈のお友達がいらっしゃいましたので、
打てば響く感じでご丁寧に疑問に答えてくださいました。
いつもありがとうございます。
Q:フィルムはどこで売っているか
フィルムはどこで売ってるかな
— ささき (@saki5200750) July 7, 2019
基本はAmazonで買えば良いと思います。
カメラのキタムラとかでも売ってました。
Q:どれを買えば良いか
Velvia 100 ってやつでいいのかしや☺️
— ささき (@saki5200750) July 7, 2019
フィルムにはいろいろ種類があるみたいです。
今回私はリバーサルフィルム(ポジフィルム)が使いたくて手をだしたのですが、
今手に入りやすいリバーサルフィルムは
FUJIFILMさんの
Velvia50
Velvia100
Provia100F
コダックさんから
EKTACHROME E100
あたりだと思われます。
Velviaは色乗り濃いめ、派手目に撮りたい時おすすめ、
Provia がスタンダードでナチュラルな色合いだそうです。
コダックのやつも買ってみたので今度撮り比べてみようと思います。
フィルム名の後ろについてる数字はISO感度を示します。
デジタルに慣れて1600やら3200やらが当たり前になってしまうと
50とか100とかに驚かされます。手振れは大敵。
Q:ISO感度はどうなるの?
フィルムはISO感度固定です。
100のフィルムを使うなら、36枚撮りきるまでISO100でずーっと固定。
これにもデジタルから入った私には驚かされました。
え!変えられないの!途中で!困りんぐ!
となりましたが変えられないもんはしかたありません。
変えちゃうと現像の時になんかぐちゃぐちゃになっちゃうみたいです。
フィルムを装填するときにISOを設定するのですが、
私のカメラは入れる時にやーってやればAutoで設定してくれるかしこい子です。
カメラによっては自分で設定しなきゃいけないみたいですね。
フィルムでこのISO感度設定する時ってどんな時なのかしや?🤔 pic.twitter.com/aqde0s6x0N
— ささき (@saki5200750) July 16, 2019
となると、こんなぶっとんだISO感度を使う日が来るのかという疑問が。
アレモ先生に伺ったところ、ISO3200のフィルムというものがあるそうで、
1段の増感現像とかお願いするときに使うみたいです。ほげー。
Q:現像はどこでやってくれるの?
みんなフィルムの現像どこでやっとるんじゃろ
— ささき (@saki5200750) July 16, 2019
さてデジタルと違い、私は自宅で現像ができませんのでどこかお店頼む必要があります。
これもアレモ先生おすすめの「思い出写真工房 楽天市場店」さんにお願いしました。
フィルムの現像と、データ書き込みまでしてくれました。
フィルムで満足しちゃってデータ化してくれたやつまだ見ていないんですけどw、
リバーサルフィルムの現像をしてくれるところ自体が減ってきているらしいので
なんとかサービスを継続してほしいものでございます。また撮ったらお願いしようと思います。
楽天ポイントもたまるのでうれしいですね。
キタムラとかでもできますがちょっと割高かつ10日くらいかかるみたいです。
Q:スリーブ仕上げとマウント仕上げって?
リバーサルフィルムは
— ささき (@saki5200750) July 16, 2019
スリーブ仕上げとマウント仕上げどっちがいいのかな
なんかほんとググレカスと言われても仕方ないくらい疑問を漏らしまくっていて申し訳ない。
リバーサルフィルムにはスリーブ仕上げとマウント仕上げという2つの仕上げ方があるそうです。
今回私がやったのがスリーブ仕上げ。
いかにも「フィルムびろーん」って感じの仕上げ方ですね。
マウント仕上げは一コマずつ白い額にいれてくれるみたいな感じ。
投影して見せる時はマウント仕上げが良いみたいです。
わたしは投影はしないのですがそこゆく人に見せて回りたいので、
次回はマウント仕上げにしてみようかと思います。(迷惑)
フィルムの魅力
正直、フィルムというのは確実性から言うとデジタルにはかないません。
撮ったあとのレビューもできません。
今の手振れしたから消しちゃおってのもできません。
1つのフィルムで36枚。無駄に連射して数うちゃ当たる作戦も通用しません。
だからこそ一枚一枚が大切になります。
いやデジタルで大事にしてないわけじゃないんだけど、なんというか緊張感が違いますw
そして、きっと私の大好きなマクロプラナーで撮ったらそのフィルムはとても大事なものになるんだろうと思った私の考えは間違ってませんでした。
「モノ」としての大切さが手元に残るというのは
ある意味アナログで、電源を落としたら見れなくなっちゃうデジタルにはない魅力だと思います。
でもその便利さ、手軽さ、確実さを棄ててでもフィルムで撮る魅力を知ってる人がフィルムで撮り続けてるんだろう
— ささき (@saki5200750) July 21, 2019
現像もどってくるのが楽しみ🤤
紫陽花、ラベンダー、この秋はコスモス。
大好きなものを大好きなレンズでフィルムに写して、結晶のような形で残るのがとっても楽しみです。
ではまた。