あまり私生活で主張することはないのですが
私はB'zさんが好きです。
どんくらい好きかというと多分そこそこ好きな方です。
物心ついてからずっと私の人生にはB'zさんの音楽があって、
ライブに行ける年齢になってからはB'zのLIVE-GYMが1年のうちのメインイベントになって
友達と地方遠征込みでライブ参加のスケジュールを立てて
そこに向かって生きていくというのが私のここ二十数年間のルーティンでした。
思えばだいぶ長いこと追っかけ回してるもんだ。
B'zさんは日本一CDを売り上げた二人ですが、
彼らの活動というのはびっくりするくらい地道です。
楽曲を作って、それを引っ提げて全国ツアーを回る。基本これだけ。
(たまにソロ活動の年がありますが)デビュー以来33年間、ずっとこれをやり続けている姿勢には頭が下がります。
さてそんな彼らが観客の前でLIVE-GYMができないという年が来ました。
2020年です。
説明不要ですがコロナ禍の煽りをモロに受けた音楽・エンタメ業界で
B'zさんも多分に漏れず影響を受けました。
というかB'zさんのお家芸のコール&レスポンス(ultra soulをご想像ください)芸がいのいちばんに封じられ
B'zさんとしても「さて困った」と言ったところだったでしょう。
苦肉の策で無観客配信ライブという形での発信をしてくれたものの、
明らかにお二人は無観客では満足しておらず、
「早く有観客でやりたい」という気持ちがいろんなところの端々からダダ漏れていました。
特に稲葉さんにとっては反応のない会場での無観客ライブなんて
ちょっと拷問だったんじゃなかろうかと私は思っていますw
そんな感じで2020年を有観客ライブなし、
2021年をMr.childrenとGLAYとのコラボライブとフェス、および
東京のクソせまキャパシティで開催されたLIVE-FRIENDS 2DAYSで終えられ
(私はチケットが取れなくてこのライブに行けなくてリアルで泣き崩れました。この待ちに待ちまくったFRIENDSのライブをクソせまキャパシティでのたった2日間のみの開催という暴挙は未だに根に持ってるしなんなら2022年はLIVE-FRIENDSツアーをやってくれればよかったのにと思ってる古参は多いと思う)
迎えた2022年、ようやく私も約3年ぶりにB'zのLIVE-GYMに行くことができました。
生きがいと言っても良かろうLIVE-GYMが3年間もなくて、
一体どうやってこの3年生き抜いてきたのかいまいち思い出せないのですが
久しぶりに生音を聴いたらどうなるのかなと、
楽しみというかちょっと変な気持ちでソワソワしながら
ライブ前1ヶ月ほど過ごしていました。
5月22日静岡エコパアリーナ、
二次発売くらいで手に入ったチケットでしたが、
「エコパ取れた、いく?」「いく!」
と二つ返事で返ってくる友がいるのもありがたいことです。
彼女とはもう20年以上の付き合いになりますが
B'zへの熱量がちょうど良く一緒なので一緒にいてたいへん心地よい存在です。
ライブの細かな感想は置いときますが、
あー私この人たちをずっと追ってきて本当によかったなと、
同じ時代に生きて本当によかったなと
しみじみ感じさせるものでありました。
B'zさんがあまりにも安定・継続して活動を続けてくれてるもんでつい忘れがちですが
彼らくらい売り上げて、長い活動をしているのであれば
ぼちぼち体力的にもモチベーション的にも
「やることやったからもう終わりにしましょう」という時がいつ来てもおかしくないなと
私は10年くらい前から覚悟はしていて(なんなら松本さんは「B'zはもうアウトロ」と発言してる)
いつが最後のLIVE-GYMになってもできるだけ後悔しないように
体と時間が許す限りは行けるだけ行きまくるスタイルでいるのですが、
多分ですがそれ(活動停止)はないんじゃないかなと思わせてくれました。
それはB'zのお二人も有観客でのライブを心から望んでくれてたみたいで、
「やっぱ人生、これがないとな」と思ってくれてたのは我々ファンだけではなかったようだと感じさせる発言の数々が聞けたから。
きっと稲葉さんが歌える限り、松本さんが弾ける限り、
私たちの前にずっと立ち続けてくれるんじゃないかと思うと同時に
どんだけB'zはB'zという存在にストイックでい続けてくれるんだろうと
畏敬の念に溢れかえったものでした。
だって3年ぶりに聴いたら、二人とも上手くなってるんですものw
あの年齢からまだ上手くなることある!?と思ったけど確実に色々上手くなってるし
稲葉さんが3人いるんじゃないかと思うほどの声量モンスター具合に
「稲葉さん歌うまくね?」
「松本さんギターうまくね?」
というもはや当たり前のことを友と確認してしまいました。稲葉さんは歌がうまい。(小並感)
まだマスク着用、声出し禁止という制限のある中でのLIVE-GYMでしたし
お家芸解禁には至っておりませんでしたが
それでもポカリ1リットル消費するくらいには汗まみれになりました。
「やっぱ人生これがないとな」という感覚が久しぶりに取り戻せてとても嬉しかったです。嬉しかったです。(大事なことなので
次は8月に行きます。うふふ。