超高層ビルが立ち並ぶ "コンピューターシティ"西新宿
こんばんはsakiです。特技は一生懸命仕事をしているフリです。
週末、ちょっとお仕事半分で新宿に用がありました。
ずーっとお仕事じゃなくてかなりフリーダムだったのでたまには見慣れた街並み撮るのも良かろう。と思ってカメラも一緒に持ってきました。
持っていったら撮りたさマシマシで仕事どころじゃなくなりました。新宿やばい。撮ってて楽しい。今日はそのことについて書こうと思います。
東京における「新宿」という街
新宿という街にどのようなイメージを持たれますか。
東京の中でも新宿・渋谷・池袋は人が集まるので有名な気がします。
私は自身は高校~大学時代に良く新宿を使っていました。
実家が23区外でしたので、どこへ行くにもどーしても新宿を通過する必要があったのです。なぜかは下の図をご覧下さい。
【都内の交通網的に、どうしても通らなきゃいけない新宿・渋谷・池袋の位置関係】
なんと分かりやすい図なのだ。我ながら感心する。
23区外の人たちはどっか行こうと思うとどうしても新宿を通過することになるのです。
東京駅行こうと思っても新宿。
ディズニーランド行こうと思っても新宿。
同様に、埼玉県民にとって池袋というアクセスポイントは不可欠です。
神奈川の人たちは渋谷なんじゃないでしょうか。(神奈川に住んだことないから多分だけど)
そんなわけでいろんな交通機関が通っているので、通過点としても新宿は欠かせない街なのです。それが分かるのが駅利用者数。
新宿駅
1日平均乗降者数は約342万人(2015年)と世界一(ギネス世界記録認定)多い駅であり、地下道などで接続する西武新宿駅まで含めると約359万人(2015年)となり、この数字は横浜市の人口に匹敵する。 年間の乗降客数に直すと約13億人となり中国の人口に匹敵する規模となる。(Wikipedia)
ちょっともう何いってるのかよくわかんないです(白目)
初めて新宿駅歩いた時は中学生くらいだったと思いますが、もう迷路です。
よく新宿駅ダンジョンと言われますが、まず駅から出られない。
「新宿駅待ち合わせね」って言って待ち合わせの5分前に行ったら間に合うと思ったら大間違いですよ。私は15~20分前行動しないと間に合いません。
出口だけでも東口・西口・南口・新南口・サザンテラス口・中央西口・中央東口ってどんだけ出口作れば気が済むのでしょうか。その割に北口はないんです。なんかホラーですよね。
これは私の勝手なイメージですが
東口:アルタ。歓楽街への入り口。一番カオス
西口:家電屋と高層ビルビジネス街。あと都庁
南口:高島屋と伊勢丹。ウッドデッキ()
大体ざっくり言ってこんなイメージです。
こんな感じに新宿は駅を中心として全然違う表情を見せる街なのですが、今回は西口の方をフラフラ歩いてきてなかなかにエキサイティングだったのでご紹介します。
高層ビル街
西新宿はビジネス街なんですよね。
今んとこ東京都庁の48階建てが一番高いらしいですが、なんでも77階建のビルの建築が予定されてるとか。うひょぅ。
ガラス張りのビルの窓に青空と雲が反射します。
空にまっすぐな定規の目盛が引かれたみたい。
「このビル倒れてきたら何人の人がしぬんだろう」などと考えながら歩いておりました。こんな不安定な基盤の上に東京の生活はあって、それでもやっぱり便利だから今日も暮らしてしまうのですが。
現像したら「なんか上も下もないんじゃないかな」とか思ったのでひっくり返してみました。
「君の名は。」舞台
今年大ヒットした「君の名は。」の舞台としても西新宿は登場します。
私は映画公開初日の朝に見に行ったのですが(ドヤアァ
ずっと行ってみたかったのが新宿警察署裏交差点。
映画の感じで切り取るとこんな感じかしら
この特徴的なでっかい輪っか、調べてみると「サインリング」というそうです。
信号機を取り付けるための建築だそうなんですが、
えらくアバンギャルドなものを作ったもんだと感心します。
しかしご覧のとおりあまりにもでかいので、15mmの超広角でも近づくと輪っかが全部は入りません。
魚眼レンズ先輩!出番です!
あ、良い。
魚眼レンズ大喜びのスポットなのでぜひ行かれる時は魚眼を持ってくことをお勧めいたします( ´◡` )
こちらはSigmaの15mmFisheyeでお送りしました。案外逆光にも強かったりする優等生です。
やっぱり都庁
西新宿いったらやっぱり都庁です。
都庁は展望台も無料で開放されているというすばらしきかな夜景スポット。
私も新宿きたら必ず寄るくらい庶民に優しい場所です。
都庁展望台好き過ぎて、学生時代は都庁で勉強してたこともありましたw
天井高いから人がたくさんいても声がこもらなくて23時までやってて。とにかく静かで居心地が良いんです。
ここでも魚眼先輩大活躍。
というか魚眼じゃないと入らないかもです。
またここにもぐるっとサークルがありますね。新宿の都市開発した人サークル好きなんですかね。
都庁もその時によっていろんな色にライトアップされるのですが、この日はクリスマスシーズンだからでしょうか、赤色でした。オリンピックの時とかは五色にライトアップされたりするみたいです。
都庁展望台
今回展望台には行かなかったのですが、都庁の展望台大好きなのでお話させてください。
都庁展望台は2種類あって、南展望台と北展望台があります。
でもってそれぞれ休日と営業時間が違います。
◆南展望室 9:30~17:30 休み:第1及び第3火曜日(北展望室が休室の場合は23時まで)
◆北展望室 9:30~23:00 休み:第2及び第4月曜日
営業時間的に夜景が見られるのは北展望室です。がしかし、北展望室にはある欠点があるのです。
展望室の1/3程を、レストランが占めている
展望室ぐるっと360°自由にみられるかというとそうではなくて、
夜景を見ながらキャッキャウフフするためのちょっといい感じのレストランが北展望室にはありまして、なんとそれが1/3ほどのスペースを占拠しているのです。
我々のような撮るのに必死!な輩にとっては踏み入れられないスペースなのです。なんということでしょう。
一方南はほぼほぼ360°ぐるっと見られます。
お台場方面・東京タワーなどほぼすべての東京夜景を見ることができるので私は南展望台を超絶推します。
しかし、ここでさっきの営業時間ですよ。
◆南展望室 9:30~17:30
これでは日中の景色は見れても、夜景なんて見られないじゃないですかやだーーー!
となりますよね。私もなりました。でも安心してください。
>(北展望室が休室の場合は23時まで)
そうなんです(誰
北がお休みの日は南を23時までやってくれちゃうんです。
それが第2及び第4月曜日。なので南からの東京夜景見たい方は第2第4月曜しかチャンスがないんです。ヒエェ。
都民はともかく、地方からくる方にとってはなかなか狙いづらい曜日かもしれませんが、南お勧めなのでぜひ!
でもその日は北やってません。北も見たい人は2回来てください。
南からの眺めはこんなです(2月に撮影)。
三脚は禁止なので頑張ってください。この時の私はミニチュアでなんとかごまかしたようです。
私はここからの東京都内の夜景を見る時にどうしてもPerfumeの「コンピューターシティ」の歌詞が頭を駆け巡ります。
完璧な 計算で 造られた この街を
逃げ出したい 壊したい 真実は あるのかな
完璧な 計算で 造られた 楽園で
ひとつだけ 嘘じゃない 愛してる
東京はコンピューターシティだと思います。
日本人の完璧な計算で造られてきた東京というこの街は素晴らしい。
数えきれない程の人が集い、働き、色々なものが1日のうちに生み出されて消費されていくのでしょう。
でもひとたび何かが崩れたら。全てがドミノ倒しのように壊れていく脆い基盤の上に立っている都心部。そんな風に思えてなりません。
ただそれが東京の魅力でもあるのでしょう。
東京に来られた際は、完璧な計算で造られた街並みと脆さをぜひ西新宿で体感して頂きたいと思います。
ではまた。