メモリグラフ

写真と記憶の記録 sasaki

胃腸炎で3日間寝込んだ話

こんばんはsakiです

今日は私が胃腸の調子を崩したという、面白くともなんともない話なのですが

私が胃腸を壊すということがなかなか初めてに近い体験だったので書いておこうと思います。

 あ、すみません汚い話なので決して食事をしながら読まないでください。

 

 

体調の異変

 

 

異変を感じたのは15日の日曜日のことでした。

休みだった私はどうも調子がよろしくなく、

コンタクトレンズを入れるのも精いっぱい、

あとなんとか洗濯と皿洗いをこなし

「ふぅ今日はこれでやることはやったぞ」というようなきもちでおりました。

 

 

そしてその日の夜のこと

 

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Oh・・・

こんな状況でも体温を記録してるあたり、まだある種の余裕を感じます。

この時点で 高熱・関節痛・悪寒 という三大インフルエンザ兆候を手に入れた私は

あーこれインフルエンザだなぁという予感で満ち満ちておりました。

若干季節外れですがこの時期ないわけではございませんので

「あーインフルエンザの検査するのやだやだやだやだ」と

ダダっ子のようなテンションで病院へ行くことにしました。

 

 

16日朝。

熱はひき続きあったのですが、この時からどうもよろしくない。

吐き気と下痢の兆候が私を襲います。

吐き気は何も食べなければまあ戻すことはないのですが

下の方がまぁえらいことになっておりました。

5分おきに「わーたいへんだー」と奇声を発しながらトイレに駆け込む必要があるほど

容赦なく私を便意の波が襲います。

 

割と近隣にでかい病院があるのですが、そこまで行く気力もなかったというか

多分そこに到着するまでに漏らすレベルだったので

徒歩で行ける内科医にヘルプを求めます。

ただしここも良き町医者として評判が良いので、朝1で行ったにも関わらず45分くらい待ちになってしまいました。

この時も「5分に1度便意との戦い」を繰り広げていた私が

待合室でのんきに雑誌を読んだりTVを見ているすべての人を呪いたい気持ちになったとしても誰が責められようか。

 

 

急性胃腸炎

 

「あなたこれインフルじゃないですね、急性またはストレス性の胃腸炎です」

 

医師が私に告げたのはそのような診断でした。

自慢じゃありませんが元来食べることが大好きなわたし、

「胃腸炎」と名の付く病気にかかったことがございません。

 

医者「これね、申し訳ないけどジャンジャン出しちゃった方が早いから、止めるより細菌殺す薬と整腸剤くらいしか出せないから、あと水飲んで脱水にならないよう頑張って」

私「はぁ」

 

とあたまの悪そうな返事をするしかもう余裕がなかった私、

「まぁ薬もらったし、飲んでれば治るだろう」とのんきなことを考えておりました。

これから近年まれにみる苦しみに耐える日が2日も続くことを知らずに。

 

 

住所がトイレになった日

 

さてなんとか他人の前で失態をさらすことなく帰宅します。

死ぬ思いでもらった薬を飲み、なんとかベッドで安静姿位をとろうとします。

・・・が。

 

汚い話で大変申し訳ないのですが、

本当に一体どの穴からなんの液体が出てるのか、もはや自分でも定かではないほど

5分おきにジャンジャン出るのです。

 

 

今見ると自分はこんなときでもなんと適切なつぶやきをするのかと感心する。ツイ廃の鑑。

 

 

 

自分が感じているのが尿意なのか便意なのか、それともそれ以外の何かなのか。

もうろうとする意識の中で、

「わたしはいま消化機能を持たない動物・・・理科の授業でなんかそんなの習ったな・・・」

と学童時代に習った理科の知識がなぜか掘り起こされてきました。

その「消化機能を持たない動物」が何なのかは思いだせなかったのですが

消化管のつくりが極めて単純な動物、食物連鎖のピラミッドの最下層のプランクトンの代表格、ミジンコが脳裏をよぎっていました。

 

 

「あぁ私は人間でなく実はミジンコだったのかもしれない」

 

 

 

まっとうな判断能力を失い始めています。

 

 

 

地獄だったのはこの日の夜でした。

「5分に1回地獄」が夜通し来るのでもう睡眠さえままならないわけです。

何度自分の尻とトイレをバキュームカーのホースでつないでしまいたいと思ったことでしょう。

あんなに液状のもんが出てるのに漏らさなかった自分の根性に拍手を送りたい。

 

 

 

人間はinとoutというのがあります。

inが水分の摂取量。これは飲料と、食事から入ってくる水分も含みます。

outが排泄で出る水分をはじめとして、肌から蒸発していくような汗など、体から出ていく水分量のこと。

人間にはこれをほぼイコールに保とうとする機能があります。

例えばinが少なければ自動的に喉が渇いたりしますね。

それはそれは優秀なバランス調節機能です。これを広い意味でホメオスタシスといいます。勉強になりますね。

 

 

 

いくらほぼミジンコ女でもわかります。

これはout over出過ぎであると。

出過ぎるとどうなるか、脱水症状に陥ります。

これは非常に危険な状態なのでinを増やす必要があるのですが

飲んだら飲んだ以上に出ていくのでもうどうしろというのでしょう。

脱水になると体温も上がります。

体温は38℃台の中で5分に1回トイレに通うこの世の地獄をどう表現したら伝わるか、自分の表現力の無さが口惜しい。

 

 

経口補水液 OS-1(ゼリータイプ)

 

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この時私が飲んでいたのはOS-1のゼリータイプです。

ドラッグストアとかで売ってると思います。

経口補水液」と名のついてる通り、補水を目的とした飲料です。

味はうっすいポカリスエットみたいなかんじ。

ポカリでもいいのですが、OS-1はいろんなナトリウムとかカリウムとか、

まぁそんなのがいい感じに配合されてますので私は風邪のときとかよくこれ飲んでます。

ペットボトルのも売ってるのですが、ペットボトルだと体を起こさなければ飲めません。

これは横になったまま吸えるので(嚥下機能が落ちてる人はやめてね)、

少しでも安静状態を保ちたい私は横向きでこれをちぅちぅと蚊の吸血レベルの遅さで吸っておりました。

12個くらい買ったのですがまだ5個くらい残ってるのでどうしようと思っているところです。

 

 

 

翌朝。

 

 

まだミジンコ状態引きずってるのがわかりますw

なんやかんやで17日もずーっとこの状態だったので

丸二日、ロクに睡眠もとらずにトイレに生息していたと思っていただければほぼ正しいです。

17日も午後になるとだいぶ落ち着いてきて、お粥とかを多少摂取しておりましたが

それでも食べたら食べた分だけ出てくので

もうこうなったらお粥だろうとステーキだろうとそんな変わらないんじゃないかと思っていました。

 

 

 

あと胃腸炎になったおかげでクラゲが飼いたくなりました。

本当に飼育することになったら「胃腸炎になったせいでクラゲを飼育することにした」とかそんなタイトルでひとつ文章を書こうと思います。

 

 

そんでもって18日。今日ですね。

やっとおなかが落ち着いてきて、まとまった睡眠をとることができました。

排泄に生活を支配されることの苦悩と、排泄メインでない生活の幸せをしみじみと感じております。

そうは言っても本調子ではないし食欲もまだないのですが

排泄にあててた時間を睡眠にあてられるだけまだマシと言えましょう。

 

 

皆様も胃腸炎には気を付けてください。

ただの胃腸炎でこれなら、ノロウイルスとかどれだけ恐ろしいのでしょう。想像もできません。

私は胃腸炎に二度とならないためにはどんな努力も惜しまないきもちです。

 

ではまたー。