メモリグラフ

写真と記憶の記録 sasaki

B'z LIVE-GYM2022を終えて

B'zのLIVE-GYM2022ツアーが11月27日の横浜ぴあアリーナにてファイナルを迎えました。

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割と幼い頃からB'zの音楽と育ってきて

割と早い段階でB'zのLIVE-GYMデビューをして20年以上通い詰めていた私ですが、

COVID-19の流行により、2019年を最後にその波が途絶えてしまいます。

もはやライフワークの一部として存在していたLIVE-GYMのなかった2年間を

どう乗り越えてきたのか自分でも不思議です。

 

 

 

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いろいろな制限はありつつも、2022年5月からスタートしたこの有観客ライブで、

私は初めて稲葉浩志の不調によるライブ中断をこの目で見ることになります。

8月11日の横浜公演。

途中から枯れる声。明らかに飲水を増やす姿。

稲葉さんは喘息をお持ちで、過去にもライブを中断したことがあるにはあるのですが

私自身が参加している公演では初めての出来事でした。

 

 

これは私にとってかなりの衝撃でした。

 

幼い頃から稲葉さんてずーっと稲葉さんで。(語彙力)

あの人がかっこ良くない時が今思い返しても本当になくて。

特に私がB'zに入っていったのは90年代という

B'zが飛ぶ鳥を落とす勢いで駆け登っていって

1998年にベストアルバムを500万枚売り名実ともに天下とったような時代だったので、

稲葉さんていつも完璧な存在として私の目には写っていました。

 

 

それはライブでもそうでした。

今でこそライブで口からCD音源なんて言われてるけど

過去の稲葉さんて圧倒的に歌がうまい人というより(そりゃ当たり前にうまいんだけど)

あの個性しかない唯一無二の声で圧倒的声量を持って

ぶん殴ってくるような歌い方をしながら

えげつない運動量で観客を魅了する系Singerなので

結構音外したり今日調子良くないのかなと思うこと結構あったりしたんですけどw

 

調子が良かろうと悪かろうと、とにかく手を抜いていない姿勢がこちらに伝わるので

その圧倒的プロフェッショナル姿勢に魅了される。圧倒される。

私が初めていったライブでは稲葉さんて10人分くらいいるんかしらと思ったもの。(音圧的な意味で)

 

 

そんなこんなで毎年毎年生きる楽しみをくれたB'zさんも34周年を迎えました。

34年間休むことなく続けていて、なおも上手くなるあのお二人がもはや化け物なのですが

(多分稲葉さんは年齢と付き合っていけるように歌い方とかパフォーマンスの仕方を変えてきてる)

近年見てて、「あぁ年齢には逆らえないのかな」と思うことが少し出てきたことも事実です。

お二人もアラ還。

いつ「B 'zはやりきった」と言って終わりを迎えてもおかしくないんじゃないかと

ここ最近、心のどこかで覚悟をしておこうと

自分に言い聞かせていたのですが、

いざ”稲葉さんが歌えない”という状況を目の当たりにすると

自分でも驚くほど動揺してしまいました。

 

 

そして稲葉さんコロナ罹患からの、延期された公演2日間に先日いってきたわけですが

私が行ってきた中でも指折りの完璧な仕上がりに稲葉さんがしてきたのを見て、

私、この人が歌ってない世界って嫌だなぁ

とシンプルにそう思ってしまいました。

 

 

どんなことにも終わりがあるけれど

いつも『また会いましょう』と言ってくださるので

我々はそれに向かって一年、また一年と生きていけるのです。

 

 

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今年も最高に痺れるLIVE-GYMをありがとうございました。また来年!