友達、恋人、親子、夫婦、同僚、上司、部下、幼馴染、知人、近所の人、元カレ、元カノ、不倫相手、浮気相手、その他諸々。
人が2人でも集まると自然とその関係に名前がつく。
自分にとってその人がどういう人にあたるのか、
名刺の肩書きみたいについてしまう。
ふと、これが付かない人はいないもんかしら。
と考えた時に、あの人はそうだったかもしれない、と思う人が1人いた。
ふわふわと浮いて手の届かない風船みたいに、
仕事上の関係のある人でもないし
友人っちゃ友人?だけど
それにしては私の心持ちがなんだか特殊だし、
うーん?なんなんだろうかこの人は。
別に名前をつける必要もなかったけれど
思い返すとなんだか名前がつけられない。
そんな関係の人だった。
その関係に名前がつきそうになった時に、
『やめてよ』
と思ってしまった。
このままでいいじゃないか、ふわふわした風船のままで。
今更名前をつけて形にして、壊れる形にしないでよ。
と思ってしまった。
自分が上手く守れる気もしなくて、
割れてしまうのが怖くてそう思ったんだと思う。
でも、それはどんな関係でも同じで、
たとえ血の繋がりのある関係でも、
繋ごうとしなければ離れていくよね。
たとえ家族でも。
そんなことを思った今日、東京はぽっかぽかでした。
スイセンは1番寒い時にがんばって咲くよね
ふきのとうが出てきた。
春がきている。早過ぎる。